日本の伝統文化を伝えたい
和装着付けサークル
資格取得でプロへの道も
経済産業省が「きものの日」の導入を検討中というニュースは記憶に新しいところ。外国人観光客が増えていることもあり、和装が見直されつつあります。自分が着て楽しむために、そして後世に伝えるために、改めて着付けを学んでみませんか。
和装着付けサークルは、所沢市を中心に開講して約30年。取材日、所沢校(航空公園駅東口徒歩約10分)では幅広い世代の女性が和気あいあいと学んでいました。入会して最初は自分で着られるように学びますが、この日の生徒たちはその過程を経て、お互いに着付けし合う練習をしていました。
「自分が着るのはもちろん、娘や孫に着せてあげたいと始める方も多いですよ」と教室長の斉徳枝さん。特に道具を使わず、手持ちの着物を使って学べます。また趣味として楽しみたい人だけでなく、仕事に生かしたいという人も集まるのが同サークルの特徴。本格的に学んで日本和装教育協会の認定資格を取得し、結婚式や写真館の仕事をしている生徒も多数います。
「日本の伝統文化を伝えたいという気持ちで続けています」と繰り返し話す斉さん。教室以外に、東京友禅の伝統工芸士を招いて制作についての話を聞いたり、みんなで藍染めの展示会を訪れたりといった活動も。「着物は、絵柄一つとっても日本の歴史が学べるくらい奥深いもの。ぜひ着物そのものの知識も身に付けてもらいたいですね」
今の時季、浴衣の着方も学べます。会費は月2回で2,000円、入会金無料(資格取得の場合は問い合わせを)。教室は所沢校ほか、狭山市市民会館、入間市産業文化センター、飯能市市民会館などで開かれています。ホームページ(「所沢市 和装サークル」で検索)で詳しい日時が見られます。
問い合わせは 斉さん 04-2994-1258
自分で着られるようになったら人に着せる練習も。
娘や孫に着せてあげたいと始める人もいます
みんなで着物を着て藍染めの展示会を訪問